『書アート作品』海外出展のご報告♪③美術館編

ここではNYで巡った美術館3軒をご紹介します♪
★4月26日(土)
Solomon R. Guggenheim Museum
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
https://www.guggenheim.org/
アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区アッパー・イースト・サイドにある、近現代美術専門の美術館、ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営するグッゲンハイム美術館の一つ。世界遺産リスト登録物件である「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」の構成資産となっている。「かたつむりの殻」とよく形容される螺旋状の構造をもったこの建築物は、中央部が巨大な吹き抜けになっている。見学者は、まずエレベーターで建物の最上部に上がり、螺旋状の通路の壁面に掛けられた作品を見ながら順路を進むうちに自然に階下へ降りるようになっていて美術館施設の概念を根本から覆した作品として、ライトの代表作に数えられている。収蔵作品には近ドイツ表現主義絵画からカンディンスキー、シャガール、フランツ・マルク、ピカソ、ゴッホ、セザンヌ、ブランクーシなどの近代美術作品から現代美術作品まで多岐に及ぶ。

↓螺旋状に広がる吹き抜けを下から見上げた図。




↓エレベーターで最上階まで上がり見下ろした図。吹き抜けの天井から自然光が差し込み、開放的な空間が広がります。美術館の空間自体が、作品鑑賞をより一層引き立てます。

↓ここから螺旋状に通路を下りながら作品を鑑賞。













ソロモン・R・グッゲンハイム美術館は、建築と芸術を両方楽しめる美術館。訪れる価値がある場所でした。
Cooper-Hewitt, National Design Museum
クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館
https://www.cooperhewitt.org/
ニューヨーク市マンハッタンのアッパー・イースト・サイドにあるデザイン・ミュージアム。アメリカ合衆国で唯一、歴史的および現代的なデザインを専門とするミュージアムである。そのコレクションと展示は、アメリカ合衆国の歴史におけるデザインの美学と創造性を探求する。

↓アメリカの鉄鋼王カーネギーがかつて住んでいた豪邸を改築したデザイン美術館。ちょうど藤の花が咲き誇る時期で素敵な外観でした。


期間中は、2000年に創設された同美術館のデザイン・トリエンナーレ・シリーズの第7弾、「Making Home-Smithsonian Design Triennearn」は米国、米国領土、部族国家(伝統的な部族社会)に暮らす人々の家庭において、住まいや生活環境、そして家族の絆や感情のつながりに、どのようにデザイン(家具や道具、空間の工夫など)が関わっているかを紹介する展覧会が開催されていました。











↑緑や花があふれるお庭にはテーブルと椅子があり、珈琲を飲みながらゆっくりくつろいでいる人が多くいらっしゃいました。
The Metropolitan Museum of Art
メトロポリタン美術館
https://www.metmuseum.org/
アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンにある世界最大の美術館。絵画・彫刻・写真・工芸品ほか家具・楽器・装飾品などコレクションの幅が極めて広く、古今東西問わずあらゆる時代、地域、文明、技法による300万点の美術品を所蔵し、全館を一日で巡るのは難しいほどの規模を誇る、世界最大級の美術館のひとつとなっている。

↓ギリシア・ローマ美術






↓入り口近くのインフォメーションで日本人ボランティアの方に案内していただきました。

↓アジア美術














↓日本人ボランティアガイドさんによるツアーに参加させていただきました。(無料です)

↓ヨーロッパ絵画 1250–1800














↓日本美術

















日本の書作品を拝見して感じたのは、伝えたい言葉をただ文字として並べるだけでなく、文字に関連する絵画を添えたり、余白を巧みに活かして文字の存在感を際立たせるなど、多様な表現が用いられていることです。
そこには、日本独自のアート性や芸術性が息づいており、一つひとつの作品が深く心に残りました。
当日は夕方から自身の出展作品の搬出作業のため、今回鑑賞させていただけたのはほんの一部でした。
もしまたニューヨークに行く機会があれば、メトロポリタン美術館は数日かけてゆっくり観覧したい場所だと思いました。
このたびは4月後半に教室を休校させていただきましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。
お陰様で今回のニューヨーク滞在は、自身の視野を広げ、自己と向き合う大変貴重で有意義な機会となりました。
会員様には心より感謝申し上げます。
ニューヨークで得た多くの学びと気づきを糧に、より一層の研鑽を重ね、今後の活動に反映し精進てまいりたいと存じます。
会員様には今後とも変わらぬご支援とご厚誼を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。