【書道を指導していてわかったこと:12】『字は自分を映す鏡』素直な人は上達が早い!? 字が上達する人の条件とは? 


これまで書道の指導をさせていただき
字が上達していく人には
皆同じ条件が備わっていることに
最近気づきました。


結論から言うと・・・

「字が上達する人には
技術の有・無に関わらず
『素直』な人が多い」

注)これはあくまでも
私自身が感じてきたことです。



では『素直』な人はなぜ上達するのでしょうか?

素直な人は
環境に従って
自分の行動のしかたを
変えることができる人です。



素直な人は
まず自分がいる環境のルールを守ります。



例えば、
書道教室のルールで言うと
・挨拶をする
・返事をする
という人としての基本的な礼儀ができること。


その他には
・稽古中は静かにする
・手本を見る
・一枚一枚、丁寧に書く
・先生の話を聞く
・道具をきれいに片付ける
・次に使う人のために
 机の雑巾掛けをする


これらのルールを
当たり前に守れる人
=『素直』な人
だと感じてきました。

教室に入会して間もない人は稀にですが
このルールを知らないために
挨拶ができなかったり
しゃべってうるさくしてしまったり
先生の話が聞けなかったり
態度が悪かったりします。


初めての環境では普通のことで
仕方のないことです。



お稽古が始まったら
まずはルールを覚えることから始め
一つひとつできることを増やしていきます。


素直な人は周りを見て
違いに気づきすぐに吸収。
数ヶ月後には当たり前にできるようになります。


そして、
学年に限らず
このルールが当たり前にできるようになった頃に
字も上達してきます。


たったこんなことで
(ルールを守ることで)
とても分かりやすく
良い意味で
変わってしまうんです!


ほとんどの人はこのルールを守り
自然に上達していきますが
ルールを受け入れられない人は少なからずいます。

・挨拶をしない
・返事をしない
・言い訳をする
・人のせいにする
・道具をきれいに片付けられない・壊す
・自分はこうだからできない!
 と自分で決めつけてしまう


このような人には
怒って従わせるのではなく
なるべく自分の態度や行動を
自分で気付いてもらい
変化するまで見守ります。


気づくことができない人には
先生側がさまざまな角度で
アプローチをし
何度もヒントを与え続け
本人の行動や態度が変わるまで
根気よく付き合います。



本人が自分の行動や態度に
自分で気づいた時
やっと変化し
『素直』になれた瞬間に
字も変わってくるのです。


まさに
『字は自分を映す鏡』
ですね^^



そうなるまでには
何年もかかる場合もありますし
簡単なことではありませんが
その瞬間を見れた時は本当に嬉しいものです。


「きれいな字が書きたいのに書けない」
と感じている人は
まずは『素直』な自分に戻って
行動や態度を見直してみましょう。


『素直』な自分に戻ることができた時には
必ず美しい字が書けるようになります♪


当教室では、
いつも『気づき』のお手伝いをしています。
全力で応援していますので
一緒に頑張りましょう♪


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