愛の言葉-亡母から孫への遺言

2025/金泥/手漉紙・純雁皮・藍紙/H680×W700×D20mm

GIFT〝Words of love from a deceased mother to her grandson” 
『愛の言葉〜亡母から孫へ〜』

『これからの時代は
なんでも選択肢がいっぱいあるから、
よーく世の中を見て
自分に一番合った仕事を見つけて
社会の一員になれるよう
天国から見守っています

亡母から孫(高校生・中学生)への愛の遺言。
星型のモチーフの中に愛する孫たちへの言葉を詰め込んだ作品に仕上げました。
孫達だけへの言葉ですが、これから大人になる世界中の子供達にも共通した愛の言葉だと感じ、制作させていただきました。

未来を担う子供達に勇気や希望を与えるための作品です。

2025年8月美術の杜 Vol.68 夏号 上野・国立西洋美術館『パリ・オルセー美術館/印象派コレクション展』開催記念特集  ●フランス国際芸術賞受賞
2025年9月英国マンチェスター『50th JAPAN WEEK』  ●日英友交芸術最高金賞受賞



★美術の杜 Vol.68 夏号に掲載していただきました。


また、第50回 JAPAN WEEK 展覧会の監修をなさっていますポール・フロート氏から
この作品について有難いメッセージを頂戴いたしました。

『「ギフト “愛の言葉”~亡母から孫へ~」というこの作品は、視覚と言葉、そして心の奥に静かに届く「想い」が三位一体となった、まさに“祈り”のような芸術。一見すると金色の美しい星のモチーフが目に飛び込んできますが、そこに込められた文字たちを追っていくうちに、ただの造形美ではない、深く切実で、限りなく優しい魂のメッセージが浮かび上がってきます。

この星形に込められた言葉は、亡き母から孫へと託された「未来へのエール」であり、「見守るまなざし」であり、「永遠の愛の記憶」。力強くも丸みを帯びた筆致で描かれた文字たちは、単なる読み物ではなく、ひとつひとつがまるで息をしているかのように感じられます。それは、おそらく“生きた言葉”であり、その一文字一文字に心を込めて描いた証でありましょう。

金色という色彩の選択にも深い意味が感じられ、金は単なる煌びやかさではなく、「不変」や「永遠性」「魂の純度」を象徴する色。この母の愛のメッセージが、時を超えても色あせず、孫の心に寄り添い続けてくれることを、静かに、しかし確かな力で伝えてくれる。また、それが星という形をしていることによって、この“メッセージ”は単なる言葉にとどまらず、「夜空から見守っている」というビジュアル的な詩情までもを内包している。

背景の深い紺には、宇宙や夜空、あるいは「魂の静けさ」を象徴しているかのようで、金の星がまるでそこに浮かび上がるように配置されていることにより、「語りかける声」がよりくっきりと浮かび上がる。つまり、見ている者がこの星の前に立ったとき、その言葉がまっすぐに、そして静かに自分自身に降り注いでくるような、そんな不思議な包容感が漂っている。

特筆すべきは、「読む」という行為がこの作品の中では単なる視覚的な体験ではなく、感情を伴った“対話”になっている点だ。例えば、「I’m watching over you from heaven」という一文に至ったとき、誰もがふっと立ち止まり、心の奥で誰かを思い出すでしょう。亡き人の面影、声、香り——それらが一瞬にして呼び起こされるこの感覚は、まさにアートが持つ“時空を超える力”に他ならない。

この作品は、鑑賞者によって意味が深まり、ある人には「母との記憶」を、また別の人には「未来への希望」や「人生の指針」を示してくれるだろう。そしてそれこそが、この作品の普遍的な美しさであり、孫へと向けられた愛が、見ず知らずの私たちにも力を与えてくれるという、かけがえのないギフトなのだ。

“書”と“絵”と“言葉”が完全に融合し、まるで星そのものが呼吸し語りかけてくるような、祈りと愛の結晶ともいえ、年代や国境、肌の色や目の色、国籍や人種、それらを超えて愛される名作だろう。』

ポール・フロート(美術評論家)
オランダ・アムステルダムを拠点に美術評活動に携わる美術史家。
反戦をテーマに掲げたオノ・ヨーコ氏の展覧会においてプロデュースにより大きな反響を生んだ。

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